ピンインとカナ読み、それぞれ発音しやすい音がきっとある。

中国に来てもう4年になる私、全く発音に進化が見られません。
(よく雑誌とかに、異文化を受け入れる心がないから話せないんだ、と
書いてあったりするのですが、そうゆう記事を読むたび個人的に心が痛む…。)

タクシーに乗った時も、私が何度言っても通じないのに、
やっぱり夫や知り合いが言うとすんなり通じます。

夫いわく、「耳がいい人は語学上達するの早いよ」とのこと。

文章では冷静にツラツラと書くことができますが、
実際夫婦の間で語学の話になると、家ではちょっとした罵り合いになるので、
お互い刺激し合うことは避けています。笑

夫婦間で語学を教え合うと喧嘩になる、という通説は我が家でも当てはまります。

私の場合は実家へ帰ると毎回、
「中国語できるようになった??」
と嫌味で聞かれるのが、
「子供まだ?」
と聞かれるより遥かにストレスになっています。笑

上海に出張に行ってきた夫が第一声
「セイアンジって言われて一瞬何か分かんなかった」
と訳のわからないことを言ってきました。

「セイアンジ??……あぁ、静安寺ね!!」

中国にいる人なら心当たりがあると思いますが、
現地にいる日本人は地名によって日本語読みとピンイン読みと、
何故か絶妙に言い分けて使います。

どうゆうことかと言うと、例えば、
上海の日本人が多く住む地域「古北」。
これはみんな普通にピンイン読みで「グーベイ」と言います。
「こほく」とはみんな言いません。

北京のオフィス街「国貿」
こちらは「こくぼう」とカナ読みで言うことが多いです。
ピンイン読み「グオマオ」とはあまり言いません。

まあ、どれももちろん日本人同士の会話ですから、
ピンインだろうがカナ読みだろうがどっちでもいいのですが、
やっぱり日本人では発音しにくい音ってゆうのは大体同じなんだろうなと思います。
(グーベイなんて、こほくより言いやすいですもんね。)

上海の「中山公園駅」はピンイン読みで「チョンシャンゴンユエン」、
なんだかそこまで舌をまわすの億劫に感じますもんね。
ここは勿論みんな「なかやまこうえん」で統一です。

うちの夫は上海には数ヶ月しか滞在したことがなく、
私が思うにきっと脳みそがジャパチャイニーズになってきていると思うので、
セイアンジと言われても通じなかったんだと思います。

日本人に日本語で地名を言われて理解できなかったことが、
どうやら結構ショックだったようです。

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