読書感想「イン・ザ・プール(奥田英朗)」

イン・ザ・プール読書感想

「イン・ザ・プール」
何かに依存して、きっかけは違えど精神科に通って登場人物が問題を解決していく短編物語。
共通することは、伊良部一郎とゆう精神科医にみんな診てもらう所。
この伊良部一郎が曲者で、みんな翻弄されつつ何故か自分自身と向き合っていく。

本当に面白くて、すぐ読めます。
(私の紹介文ってすぐ読めますばっかり 笑)

他人の秘密や、精神的な部分って、日常生活ではなかなか覗けないから、
一緒に秘密を共有している気がして面白いです。
(もちろん登場人物たちはみんな抜け出したくて必死なんだけど・・・。)

次はどんな人かな?ってページをめくっていると、いつの間にか読み終えます。

有名なシリーズ物らしく、知らずに読んでいました。
他のシリーズも読んでみたいな。

小説が面白いといつも考えることなんだけど、
こんな面白い話を娯楽として楽しめるのって、本当に贅沢極まりなく、
と同時に物語を作り出す小説家の人って本当にすごいし、コスパ悪いよな〜って考えちゃう・・・。
(もちろんそれに対する報酬はあるんだろうけど)

世の中の作家さんに感謝です。

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