読書感想「夏が散る」宮本輝

宮本輝青が散る

つい先日読み終えて、他に先に載せる本があったのですが
読み終わってすぐの新鮮な気持ち!を優先して先に投稿。
(青春小説だし)

去年?一昨年かな?
「流転の海」シリーズ完結インタビューをNHKのニュースで偶然見ていたら、
夫が「田園発 港行き自転車」を読みたいので買っといてと言われ、
ついでに私も何か宮本輝シリーズを読もうと一緒に購入したのが、
この「青が散る」です。

全く知らなかったけれど1983年に石黒賢主演でドラマ化もされていたこのお話し。

1年以上積読されていたのだけれど、
暖かくなってきて「青春小説」だと思い出し、なんとなく読み始めました。

登場人物や主人公はもちろん全体を通して同じだけれど、
短い完結型のストーリーが何個もあって、短編小説を読む感覚でサクサク読み進めました。

実際掘り下げればもっとこじれた思いや話が出てくるんだろうけど、
登場人物の距離感が嫌味がなくてシンプルで、青春小説ってジャンルをあんまり読まないんですが、
テンポよく読めて楽しかったです。
(シンプルと感じるかどうかは、人それぞれですが。)

年取ってから読んだほうが、全然心に響く物語だと思います。

夫のために買った「田園発 港行き自転車」も、
積読中なので、この際呼んでみようかな、「道頓堀川」も読んでみたいですね。

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