正月に中国人が食べる「年糕(二ェンガオ)」
発音が「年高」(年々向上する)に似ているので、
縁起を担いで正月に食べるらしいのですが、
(日本人が正月に鏡餅食べる感じでしょうか…。)
めちゃめちゃ並んでます。
みんなの目的は、そう「年糕」です。
こんなに並んでまで食べたい「年糕」とはどんなもんなんだ…。
添加物が一切入っていないという謳い文句が貼られていました。
日本で言う和菓子的ポジションなのか…?
と、大きな期待を胸に、目をキラキラとさせながら、
一番混みそうな週末に並びたくないという夫を賄賂を渡して説得して並びました。
場所は「牛街(ニゥジェ)」にあるスーパーの一階
牛街には大きなイスラム教寺院がある地域なので、
アラビア文字がいたるところに書いてあります。
当日は暖かかったので良かったですが、
年末の極寒の時期に並ぶのは結構キツイと思う…。
並ぶこと30分…。
次々と大量にお目当ての年糕を購入していく人たち…。
ナツメのペーストが乗っかているのが一番人気らしく、
普通に5パックとかバンバン飛ぶように売れていく…。
空気にのまれて2パックぐらい買おうという気持ちを抑えて、
甑糕は1パックと他にも色々せっかく並んだんだからと購入。
全部で100元ぐらいかな。
さんざしゼリーも買ったのだけれどこれは以前買った方がみずみずしくて美味しかったです。
まずはやっぱり一番人気のこちらから食す…。
ある意味インパクト抜群の「荷叶甑糕(ハーイェゼンガオ)」
パクッ…。
…。
…。
みんな何であんなに並んで買うの?? 笑
不味くはないけど、美味しくもない、実に微妙。
体には良さそうだけど、特に女性には。
チョコレートをバクバク食べるよりは体にいいんだろうけど、
みんな躍起になって並んで買うのは何故?
もしかして、中国人だけが知る年糕の美味しい食べ方があるのかな??
とまあ、すっかり出鼻をくじかれたわけですけど、
気を取り直してどんどん試食!
潰して固めた豆に栗の甘いペーストが挟まっているお菓子。
「栗子糕(リーズガオ)」
これは美味しい!
素朴な豆の味と栗ペーストのほのかで自然な甘みが口の中で程よく混ざり合います。
でも口の中の水分はほとんど吸い取られます。
左からきなこおはぎっぽいもの、ゴマおはぎっぽいもの、芋羊羹っぽいもの
(上に乗ってる赤いのはさんざしゼリー)
おはぎ三昧!
ひたすらおはぎが詰まってるパックという感じす。
一気には食べれませんが、美味しいです。
もう一つココナッツの味がするおはぎも買ったのですが、
(購入品写真の右上に写る袋にはいった商品)
ココナッツとあんこって合うんだなと感心してしまいました。
買う予定はなかったらしいのですが、
夫の前に並んでいたお婆さんが、ひたすらそのココナッツおはぎをべた褒めしていたらしく、
それにつられて夫が購入したそうです。
そしてラスト
めっっっっっっっっちゃモッチリしてます。
ポンデリングの比じゃないぐらいモチモチで、
餅食ってんじゃないかってぐらいモチモチです。(さすがに言いすぎました。)
早速冷凍して小腹がすいたときに食べようと思います。
モチモチで腹持ちも抜群です。
ひと通り試食してみて、荷叶甑糕だけが期待とは違った味で残念な結果に終わりましたが、
なかなか並んでまで物を買うことは北京ではないので、
たまにはこうゆうのも楽しいなと思いました。
今回並んだ牛街はこちら↓