建物がロマンティックな「北京红砖当代美术馆」@【马泉管】

15号線の马泉管駅から徒歩で20分程度のところにある美術館、「北京红砖当代美术馆」

建物は素敵だけど、展示物はいまいち…。で有名らしいのですが、笑
「红砖=赤レンガ」
赤レンガで有名なみなとみらい、横浜出身の私としては、
これはやはり見ておくべきだと(相当なこじつけ)、
建築オタクの夫を乗り気にさせて、行ってきました。

駅から20分なら自転車(モバイク)ですぐだな~、
と呑気に構えて駅を出ると、いつもは何処にでも腐るほどある自転車が、全くない!
そして群がる白タクの運転手たち…。
「(これは何かの陰謀?こいつら自転車片付けたのかな?)」とあたりを見回しても1台も見当たらず…。

夫もタクシーに乗るほどでもないしな~、と困っていると、
目の前にテュクテュク発見!!
(※タイでよく乗るあれです。)

ドアを開いて人のよさそうなおじさんが手招きしているので、乗り込みました。
美術館まで10元でいいとのこと。

  

テュクテュクで向かう事5分

あっという間に到着しました。謝謝。
(元気な人は歩いても一本道なので迷わず全然行けます。)

  

赤レンガ美術館
入口

入口から早速、立っているだけで絵になるレンガ造りで期待は高まる。

入場券は一人120元
ちょっと高いかとも思うけれど、日本で映画一本見るのと同じぐらいか…。と納得させる。

入るといきなりゴーゴーと渦巻く展示物が…。

  

ひたすら渦巻く水面
入ってすぐの場所
入ってすぐの場所

入場券を払わず、入口からここだけ写真を撮って帰る人もたくさんいました。

ひとまず館内の展示を見て回ります。
建物はとても立派で、ところどころから刺す光がとってもオシャレな雰囲気を醸し出しています。

  

館内全体図
展示コーナーを見て回る

そそくさと展示コーナーを見て回りましたが、
正直「これだけ?!」感が否めず…。笑
やはり前評判は本当だったのか?

建物が素晴らしいだけにかなりもったいない…。
土曜日だっていうのに全然人も思ったよりまばらだし、
時期も時期だから、もう少ししたら入場者も増えるのかな?

さらっと展示コーナーを見て、気を取り直してトイレに行ってから外の庭まで出ることに。
(ちなみにトイレは個室が広くて綺麗でした!ティッシュも付いてるよ!)

外では、ポーズをとって楽しそうに写真を撮っている人がいっぱいいました。
もう展示物の存在は無視して、SNS用の写真を撮りに来る場所と割り切っているんでしょう。

  

外側の景色

写真を撮りつつ池のある庭園に到着。
しかし庭を見た瞬間に夫は、
「何で庭だけこんなダサいのかな~」
と、デザイナー魂なのか設計魂なのか、庭師魂なのか分からない声を上げて、がっかりしていました。

確かに言われてみれば、赤レンガの建物に似合わず、
庭は「THE 中国式」って感じです。
中国なんだから仕方ないんですけどね、笑

   

黒い鳥が餌食べてました。

庭の側にはレストランとカフェがあります。
夏はビールでも飲みながら外で…。と思いましたが、
池の近くで虫が湧かなければの話しですね…。

レストランは人がいないせいか閉まっており、カフェだけが営業していました。
スパゲティやケーキが食べれます。(スパゲティで60元ぐらいかな?)

  

上から見た景色

夏近くになれば、ツタにも緑が生い茂って、もっと生命力あふれた素敵な景色も見れるのだと思いますが、
今の時期は、一部の花が咲いているだけで、寂しく寒々しい感じです。
(それがまたいい味を出す場合もありますが…。)

ただ、ちょっとカメラを傾けるだけでいい写真が撮れそうなので、写真好きにはおススメですね!

この日は風が強くて寒かったので、早々に引き上げる事に…。

  

ミュージアムショップ

ミュージアムショップは、、、、めぼしいものはありません!笑
これ何で売ってるの?っていうものばかりで、
美術館で買うほどのものでもない品ぞろえでした。

やはり前評判通り、展示はいまいちでしたが、赤レンガの建物はとても素敵でした。
(庭の部分に関しては、捉え方は個人差がありますが。笑)

やっぱり夏休みとかに大型企画展示とかするのかな?
今は特にめぼしい展示物もなく、説明もなく、係員も少なく、もったいない感じでした。

本来の利用方法とは違うんだろうけど、おしゃれなフォトスポットとして、利用するにはいいですね。
でもそう考えると、写真目当てで120元の入場料は高いですね…。
あと、建築オタクの人にもお勧めです。

入口を出ると、なんと行きにお世話になったテュクテュクのおじさんが偶然にも走り去ろうとしている!
運よく帰りも乗せてもらうことが出来ました。

さて、马泉管駅にはこの赤レンガ美術館だけでなく、駅前に大きなアウトレットモールが鎮座しております。

午前中に美術館を見終えた私たちは、
テュクテュクに揺られながらアウトレットを目指すのでした…。

アウトレット探索に続く…。→